尖ったまんまでぶつかった。。
それでもこの河を下っていけると
信じていたから転がり続けた。
小さな小石は痛みを感じた。
身体の一部が欠けてしまったかの様に。。
それでもこの河を下っていけると
信じたかったから転がり続けた。
ぶつかって、ひっくり返って、叩かれて
それでもいつかは広い海原に流れて行けると
信じていたから転がり続けた。。

夢中で転がり続けたから
ギザギザで尖った身体も
ザラザラで痛んだ心も
いつの間にか全部なくなって
ツルツルでまあるい小石に
なれる事ができたんだ。
だからその広い海原は深く穏やかな波で
小石を永遠に抱きしめてくれるに違いない。。
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